こんにちはsemi-richです。
前回の記事「1億円達成後に変わったこと・変わらなかったこと」に、想像以上の反響をいただきました。
その中で、一番多かった反応がこれでした。
「1億円あるなら、なんで会社辞めないんですか?」
正直な話をします。
私も、ずっとそう思っていました。「1億円貯まったら辞める」と、何度心の中で誓ったかわかりません。
でも辞めなかった。
今日は、その理由を包み隠さず書きます。きれいごとなしで。
この記事はこんな方におすすめです
- 資産が貯まっても「辞める決断」ができない方
- FIREを目指しているが、いざとなると踏み切れない方
- 「お金の問題が解決したら自由になれる」と思っている方
- 1億円達成後のリアルな心境を知りたい方
「辞められない理由」を正直に並べてみた
まず、よく言われる「辞めない理由」を列挙してみます。
・子どもの教育費がこれからかかる ・住宅ローンがまだ残っている ・総資産1億円と純金融資産1億円は違う ・会社の健康保険・福利厚生がなくなる
これらは全部、本当のことです。
我が家の場合、投資信託が資産の大半を占めており、住宅ローンを差し引いた純金融資産ベースで考えると、1億円という数字の見え方が変わります。子どもはまだ小学生で、中学・高校・大学とこれから教育費が本格化する。
数字だけで考えれば、「まだ辞めるには早い」という結論は出せます。
でも、本当にそれだけが理由かと言われると、違います。
お金の問題が解決したとき、本当の問題が現れた
1億円を達成したとき、不思議な感覚がありました。
「辞めてもいいだけのお金はある。でも、辞めたいかどうかわからない」
これが正直なところでした。
会社が嫌いかというと、嫌いです。環境が劣悪なのは以前の記事に書いた通りです。毎朝、行きたくないと思っています。
でも「辞めたい」と「辞める」の間には、お金とは別の巨大な壁がありました。
「辞めた後、自分は何をするのか」
この問いに、答えが出なかったのです。
FIREの本当の難しさは「辞めること」じゃない
FIRE(Financial Independence, Retire Early)というと、多くの人が「お金を貯めて、早く仕事を辞める」というイメージを持っています。
私もそう思っていました。お金さえ貯まれば、あとは自由だと。
でも1億円という数字を手にして気づいたのは、FIREの本当の難しさは「辞めること」ではなく「辞めた後に何をするか」を決めることだということです。
「仕事を辞める」は手段です。では目的は何か。
・のんびり過ごしたい? → でも毎日のんびりして何年も生きられるか? ・好きなことをしたい? → では好きなことは何か? ・家族との時間を増やしたい? → それは今の会社を辞めなくても工夫できないか?
こうして問いを掘り下げていくと、「会社を辞める」という答えが正解かどうか、急に自信がなくなってきます。
「辞める恐怖」はなくなった。でも「辞める理由」もまだない
1億円達成前と後で、明確に変わったことがあります。
達成前は、「辞めたいけど辞められない」という状態でした。 達成後は、「辞めてもいいけど、辞める理由がはっきりしない」という状態です。
恐怖は消えました。でも衝動も消えた。
これはある意味、精神的には健全な状態なのかもしれません。「追い詰められて辞める」のではなく、「自分で選んで辞める」ための準備期間として、今の時間を使えている気がしています。
会社を「踏み台」として使い倒す、という発想の転換
今の私の会社との向き合い方を一言で表すなら、「踏み台」です。
体は会社に置いておく。給料をもらう。社会的信用を使う。でも心はすでに別のところにある。
この発想の転換をしてから、仕事が劇的に楽になりました。
上司に詰められても、「この給料は私がFIREに向かうための燃料だ」と思えば、腹が立たなくなる。むしろ感謝すらしそうになる(さすがにそこまでは無理ですが)。
仕事は「自分の人生の主役」ではなく、「自分の計画を実行するためのリソース調達の場」になりました。
では、いつ辞めるのか
正直に言います。決めていません。
ただ、いくつかの「辞める条件」は頭の中にあります。
**お金の面では、**純金融資産ベースで1億円を超えたとき。教育費の目処が立ったとき。
気持ちの面では、「辞めた後にやりたいこと」が明確になったとき。もしくは、仕事が精神的・身体的に本当に限界を超えたとき。
どちらかが先に来たら、辞めます。
1億円という数字は、「辞めることを許可する」チケットをくれました。でも「辞める理由」は、まだ自分で見つけなければならない。
まとめ:お金で解決できる問題と、できない問題がある
1億円を達成しても会社を辞めない理由。
それは、数字の問題もあります。でもそれ以上に、「辞めた後の人生をどう生きるか」という問いへの答えが、まだ出ていないからです。
お金は「辞める恐怖」を消してくれます。でも「生きる意味」は教えてくれません。
FIREを目指している皆さんに伝えたいのは、「目標額に到達する前から、辞めた後の自分を考え始めてほしい」ということです。
私は1億円に到達してから考え始めて、少し遅かったと思っています。
お金の準備と、心の準備。両方が揃ったとき、初めて「本当のFIRE」ができるのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたは「辞めた後に何をしたいか」、もう決まっていますか? ぜひコメント欄で教えてください。同じ悩みを持つ読者の参考になるはずです。

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