こんにちはsemi-richです。
先日「日商簿記3級」のネット試験を受け合格しました。
全く知識のない状態から、独学で勉強を2週間だけ行い
一度目のテストで98点(合格点70点)を取得し合格しました。
(98点取れたのは非常に運が良かっただけですが)
今回は参考書/問題集、勉強時間、作戦などについて書きたいと思います。
この記事は以下の方にオススメです。
- 簿記3級を取得したい。
- 簿記3級取得した人がどんなテキスト(参考書/問題集)で勉強したのか知りたい。
- 勉強時間は何時間かかったか知りたい。
- 合格するための作戦が知りたい。
簿記3級のテキストは「ふくしままさゆき」さんのyoutube動画とkindle本
簿記3級受験を決意したものの簿記知識も試験についても知識ゼロだったので
何をどう勉強すれば良いか全く分からない
という状態からのスタートでした。
そこで私が勝手に師と崇めているリベ大の両学長の動画を見たところ、
簿記3級の勉強をするには以下のいずれかがオススメとのことでした。
- クレアールの通信講座受講
- ふくしままさゆきさんのyoutube動画で勉強
「クレアールの通信講座」は1万円ほど費用が掛かり「youtube動画」は無料です。
クレアールの通信講座は色々と手厚い対応をしてくれるので良いと思ったのですが
気軽に始められる「youtube動画」で勉強することにしました。
まずは「youtube動画」で勉強してみて
駄目だと思ったら「クレアールの通信講座」を申し込めばいいや、とも考えました。
またふくしままさゆきさんはkindle本も出版されていて、
「youtube動画」と対応しているので併せて読むことにしました。
このkindle本ですが値段が何と99円です。
信じられないほど安いです。
しかもAmazonPrimeを契約していれば無料で読むことが出来ます。
私はAmazonPrime契約しているので参考書の費用は0円で済みました。
簿記3級の勉強方法はkindle本で学習後、youtube動画で復習
次に勉強方法についてです。
以下のように勉強する章ごとに[本→本の練習問題→youtube動画→youtube動画の練習問題]と
勉強していくことで理解を深めました。
- kindle本のN章を読む。
- kindle本のN章の練習問題を解く。
- kindle本のN章に対応するyoutube動画を視聴する。
- youtube動画の練習問題を解く。
- 1に戻る。(N+1章に進む)
kindle本での理解をより深めるため、kindle本を読んだ後に
出来るだけ早くyoutube動画の対応する章を視聴すると良いです。
「クレアールの通信講座」を受講していないので比較は出来ませんが
私はyoutube動画とkindle本のみで十分理解することが出来ました。
問題集は「すっきりうかる日商簿記3級本試験予想問題集」
ある程度学習が進んだところで、
youtube動画とKindle本の練習問題をやっているだけでは
実際の試験とは問題形式が違いすぎて
合格出来ないということが分かりました。
そこで書店に行き、簿記3級の問題集をいくつか立ち読みして
解説が分かりやすそうな以下の本を購入しました。
この本には予想問題が9回分ついているだけでなく、
ネット試験用模擬プログラムも5回分付いてます。
ネット試験は通常の紙の試験とは違い、勘定科目の選択や
金額の入力もPC上で行う為、実際にやってみると
色々な気付きがありました。
例えばPC画面にメモが出来ないことや
日本語入力から半角英数字入力への切り替え方法を知っておく必要がある
と言ったことです。
人によって気付きは違うと思うのですが何かしら気付きがあるはずです。
何も気付きがなかったとしてもネット試験に慣れておくことは絶対に損にはならないため
事前にネット試験用模擬プログラムをやっておくべきです。
また問題集は簿記3級に合格した後はメルカリやラクマなどで売れます。
私の場合は1,000円で購入した問題集がラクマで出品した日に900円で売れました。
結果として問題集にもほとんどお金は掛かりませんでした。
日商簿記3級の勉強時間
簿記の知識が全くない状態からだと何時間くらい勉強すれば合格出来るの?
私の場合、2週間で合格するという期限を決めて勉強したので参考値になりますが
以下のような勉強時間でした。
kindle本/youtube動画で基礎知識習得 | 50時間 |
予想問題集/ネット模試で実践練習 | 20時間 |
基礎知識習得に時間を掛け、残りの時間は
1冊の予想問題集を2~3周することで
実践力をつける方針で勉強しました。
勉強時間が足りないのは分かっていたので
試験に向かう電車の中や会場について試験受付直前まで
予想問題集を必死で読みました。
日商簿記3級合格に向けての作戦1 ~第2問を捨てる~
日商簿記3級の試験は以下のような内容と配点です。
問題 | 内容 | 配点 |
第1問 | 仕訳問題が15題 | 45点 |
第2問 | 主に帳簿、伝票、訂正仕訳、勘定記入、決算仕訳など | 20点 |
第3問 | 財務諸表や精算表、決算整理後残高試算表の作成問題 | 35点 |
合格点は70点以上です。
第1問と第3問は仕訳と決算整理仕訳がある程度分かっていれば
満点に近い得点が出来るのですが、第2問は試験範囲が広い割に
配点も20点しかなく勉強するにはコスパが悪いことが分かります。
そこで第2問は捨てて、第1問と第3問で合格点を取り合格する作戦としました。
ただし完全に捨てきるのではなく、
勉強時間のうち第1問と第3問にほとんどの時間を費やすという感じです。
第2問についてはどんな問題が出るのかだけを何となく理解しておいて
部分点を取るくらいで良いと思います。
そしてこの作戦が見事的中し、また運もかなり味方して合格することが出来ました。
日商簿記3級合格に向けての作戦2 ~電卓は画面の前に持ってくる~
(この章はネット試験限定です)
もう一つの作戦は電卓を打つ際にPC画面の前に持ってくることです。
通常は机の上に電卓を置いて使用すると思うのですが、
その場合に比べて以下のメリットがあると考えました。
- 電卓の入力間違いが減る。(ミス防止/打ち直しの時間削減)
- PC画面と電卓を視線が行き来する必要がなく時間ロスしない。
実際にやってみると分かるのですがこの作戦は時間短縮に非常に効果的でした。
ちなみに電卓も安いものだとボタンを押しても反応しづらかったり
押しにくかったりするので、ある程度お金を掛けることをオススメします。
日商簿記3級合格に向けての作戦3 ~仕訳はメモに書かずそのまま入力~
日商簿記3級の試験時間は60分と試験問題数からすると
短い時間で回答しなければなりません。
仕訳をわざわざ1問ずつメモ用紙に書いた後に
入力していては時間が足りないことが明白でした。
そこで仕訳については基本的にはメモ用紙を使わず
直接回答欄に記入する作戦にしました。
(もちろん仕訳を書かないと分からない問題はメモ用紙を使います)
この作戦も時間短縮に非常に有効でした。
まとめ
今回は知識ゼロの状態から簿記3級に合格するまでについて書きました。
今回記載した内容は私の合格するまでの体験記なので
勉強方法も勉強時間も参考にならない方もおられるかもしれません。
でも「合格に向けての作戦」については、多くの方に有効だと思いますので
参考にしていただけると幸いです。
知識ゼロの私でも合格出来たんだから、あなたにもきっと出来るはずです。
見事簿記3級合格を勝ち取りましょう。
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