感情に流されない投資こそが最強!アクティブトレードと積立投信、10年間のリアルを徹底比較

積立投資が最強 投資
積立投資が最強

↓応援していただけると励みになります。
にほんブログ村 その他生活ブログ FIRE志望者へ

【本ブログで扱う情報の一部はPR広告を含みます。】

皆さん、こんにちは!セミリッチです。

「将来のために何か投資を始めたいけど、何から手をつければいいのか…」
「お金持ちになりたいけど、どうすればなれるんだろう?」

そう思って、日々のニュースやSNSで「儲かる情報」を探している方も多いのではないでしょうか。かくいう私も、投資の世界に興味を持ったばかりの頃は、巷に溢れる「これからの有望株はコレだ!」「爆益銘柄〇選!」といった情報に目を奪われ、一攫千金を夢見ていたこともあります。

しかし、結論から言います。

私たちのような一般的な投資家が、あれこれ頭を悩ませて個別株を選んだり、売買のタイミングを計ったりしても、多くの場合、何の工夫もせずに「投資信託を淡々と積み立てていた」方が、はるかに大きな利益を得られる可能性が高いのです。

「そんなバカな!」

「やっぱり特別な知識が必要なんじゃないの?」

そう思った方もいるかもしれません。でも、これは紛れもない事実です。今回は、その驚くべき真実を、具体的なデータとともに皆さんに突きつけたいと思います。


プロの投資家ですら難しい市場に「勝ち続ける」こと

まず、投資の世界では「市場平均」という言葉があります。これは、日経平均株価やアメリカのS&P500といった、市場全体の動きを示す株価指数のことです。テレビのニュースなどで耳にしたことがある方も多いでしょう。

プロのファンドマネージャーと呼ばれる人たちは、この市場平均を上回るリターン(利益)を目指して、日々莫大なお金を使って投資を行っています。

しかし、米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが毎年発表しているSPIVA®(S&P Indices Versus Active)レポートという調査結果をご存知でしょうか?これは、プロが運用するファンドが、市場平均に対してどれだけの成績を上げているかを調べたものです。

驚くべきことに、このレポートによると、多くのプロのファンドマネージャーでさえ、長期的に市場平均を上回り続けることは非常に難しいことが示されています。例えば、アメリカの主要株価指数であるS&P500をベンチマークとするファンドの場合、10年間の期間で見ると、実に80%以上のファンドがS&P500のリターンを下回っているというデータもあります。(具体的な数値はSPIVAレポートの最新版でご確認ください。毎年更新されます。)

投資初心者が、プロの投資家よりも優れた情報収集能力や分析力、そして何より「感情に左右されない冷静な判断力」を持つことができるでしょうか?現実的に考えると、それは非常に難しいことだとわかるはずです。

もちろん私自身もプロの投資家に勝てる要素など一つもないと確信しています。


知識や経験がないからこそ陥る「投資の落とし穴」

投資初心者が陥りやすいのが、「もっと良い株があるはず」「今が買い時・売り時だ」といった焦りや思い込みです。

  • 個別株の選び方: 「あの会社は人気だから」「SNSで話題だから」といった理由で株を買っても、それが本当に成長する企業なのか、その株価が適正なのかを判断するのは、専門知識がないと非常に困難です。一時的に大きく値上がりする株に出会っても、それをいつまで持ち続けるべきか、いつ売るべきかを見極めるのは、また別の難しい判断が求められます。
  • 売買のタイミング: 「株価が下がったら買おう」「もっと上がってから売ろう」と考えるのは自然なことですが、実際には「高値で買ってしまい、さらに値下がりして慌てて売る」という、「高値掴みの安値売り」を繰り返してしまうのが人間の心理です。特に、市場が大きく変動する場面では、「損をしたくない」という恐怖や「もっと儲けたい」という欲望が理性を上回り、冷静な判断ができなくなってしまいます。

私自身、投資について学び始めた頃は、様々な情報に触れる中で「もしかしたら、自分にも数年で億万長者になれる秘策があるのかもしれない」と夢を抱いたこともあります。しかし、投資を続けていく中で、そういった安易な情報に踊らされて、不必要な売買やリスクの高い投資に手を出そうとしてしまった経験があります。幸い、実行には移しませんでしたが、「もしあの時、感情のままに行動していたら、今頃大きな損失を出していたかもしれない」と、今ではゾッとします。


「何も考えない」が正解だった!積立投資の10年間を比較

では、投資初心者が、感情に流されず、市場の成長という大きな流れに乗って資産を増やすにはどうすればいいのでしょうか?

それは、私も実践している「インデックスファンド(投資信託)への積立投資」です。

インデックスファンドとは、日経平均株価やアメリカのS&P500、全世界の株式といった、特定の株価指数とほぼ同じ値動きを目指すように運用される投資信託のことです。つまり、特定の会社の株を買うのではなく、市場全体に丸ごと分散して投資するようなイメージです。

そして「積立投資」とは、毎月決まった日に決まった金額を自動的に買い付けていく方法です。

この2つを組み合わせた「インデックスファンドへの積立投資」が、なぜ最強なのか。過去10年間のデータで比較してみましょう。

【比較シナリオ】

  • Aさん(悩める投資初心者): 10年間、「これからの有望株はどれか?」「いつが買い時か?」と毎日悩み続け、情報収集や分析に多くの時間と労力を費やした。結局、なかなか行動に移せなかったり、手を出しても短期間で売買を繰り返してしまった。
  • Bさん(積立投資の実践者): 10年間、毎月一定額を「S&P500に連動する投資信託」に自動で積み立て続けた。特に悩むこともなく、日々の株価変動も気にしなかった。

【リアルデータ比較(例:過去10年間のS&P500のリターン)】

直近10年間(2014年5月末~2024年5月末)のS&P500の年率リターンは、約12%〜15%程度(配当込み、円換算ベース)で推移しています。これは、年によって変動はありますが、非常に高い水準です。

もしAさんが、この10年間で個別株の売買を頻繁に行い、市場の上げ下げに一喜一憂していたとしたらどうでしょう?
おそらく、高値で飛びつき、下げ相場で狼狽売りを繰り返し、手数料もかさみ、結果として市場平均を大きく下回るリターンになっていた可能性が高いです。また、多くの時間と精神力を消耗したはずです。

一方、Bさんは、何も考えずにただ毎月S&P500の投資信託を買い続けていました。市場が上がっても下がっても、自動的に積立を継続。市場が下がった時には「安く多くの口数を買い付け」、市場が上がった時にはその恩恵を最大限に享受できます。これが、積立投資の大きなメリットである「ドルコスト平均法」の恩恵です。

結果、Bさんは、Aさんが四苦八苦して得たであろうリターンを、はるかに少ない労力と精神的負担で上回り、「準富裕層」や「富裕層」へと近づく可能性が非常に高いのです。


投資初心者が取るべき「最も賢い戦略」

では、投資初心者が、将来的に「準富裕層」や「富裕層」を目指すためにどうすればいいのでしょうか?

それは、「市場全体に投資し、長期でじっくりと持ち続ける」というシンプルな戦略に徹することです。

具体的な行動としては、

  1. 低コストのインデックスファンドを選ぶ: 「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など、信託報酬(運用コスト)が低い、優良なインデックスファンドを選びましょう。
  2. 積立設定をする: 毎月、給料が入ったら自動的に投資信託が買い付けられるように設定します。NISA(新NISA)やiDeCo(イデコ)といった、税金がお得になる制度を最大限活用しましょう。
  3. 絶対に途中で売らない: 市場が一時的に暴落しても、周りが「もうダメだ」と騒いでいても、決して売却してはいけません。過去の歴史が示す通り、世界の経済や株価は、長い目で見れば必ず回復し、成長を続けてきました。むしろ、暴落時は「安く買えるチャンス」と前向きに捉えましょう。
  4. 余計な情報を遮断する: SNSやニュースで流れてくる「〇〇が上がる」「〇〇がやばい」といった煽り情報に惑わされないようにしましょう。それらの情報は、あなたの冷静な判断を曇らせ、不必要な売買に駆り立てるだけです。

まとめ:感情を排した「退屈な投資」こそが、あなたを「準富裕層・富裕層」へと導く道

「投資は自己責任」という言葉は、しばしば「自分で考えて頑張れ」という意味で使われがちですが、実はその真意は、「自分でリスクを理解し、感情に流されずに長期的な視点で資産を形成する責任を負う」ことだと私は考えます。

投資初心者が一番やってはいけないのは、「自分は特別だ」「プロよりも賢い」と過信し、市場を出し抜こうとすることです。それは、プロのトレーダーでさえ難しい至難の業なのです。

むしろ、世界経済全体の成長という、ダイナミックな流れに丸ごと乗っかり、あとは時間と複利(利益が利益を生む仕組み)の力を味方につける。これこそが、将来的に「準富裕層」や「富裕層」を目指す私たちが取るべき、最も賢く、そして誰にでも再現可能な戦略なのです。

感情に流されず、ただ淡々と、退屈なまでに積立投資を続ける。その先に、あなたの豊かな未来が確実に待っています。


免責事項:
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任と判断で行ってください。過去のパフォーマンスは将来の成果を保証するものではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました